◆JERAセ・リーグ 阪神2―8ヤクルト(26日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督が、4回の木浪の失策に注文をつけた。2点ビハインドで迎えた無死一、二塁。武岡の遊ゴロを捕球した木浪は併殺を狙って二塁に送球しようとしたが、ボールを持ち替えることができなかった。その後もミスを重ね、プロ入りワーストの3失策。チームとしても今季初の4失策と守乱が敗戦に直結した。以下、岡田監督の一問一答。

―青柳はブルペンの報告も良くなかった

「いやいや、きょうは聞いてない」

―制球に苦しんだ

「初回、スッといったからなあ」

―直球を捉えられていたが、球は走っていなかった

「走ってないんやろなあ。それは。まあ、やっぱアレや。左で、ちょこちょこ当ててくるようなな。あんなもう、インコース、ストレートいきすぎよ。はっきり言うて」

―守りも珍しく

「えぇ、ホンマ、出たら一気に出るなあ。あんななあ、武岡とかあの打球でゲッツー取れへんよ、はっきり言うて。そんなん慌てる必要ないねん、一つでええねん。そら相手の足とか考えたらなあ。慌てる必要あれへん、次ピッチャーやのに」

―木浪は精神的に追い込まれたのか

「知らん、それは本人に聞いてくれよ。分かれへんやんか、それは」

―5回のバントが決まっていたら違う流れになったか

「だから、あんなんも高めのクソボールやろ。ランナースタート切れんて。自分だけのバントじゃないんやからなあ。それやったら完璧のバントせなあかんわ。ボール球するんやったら。バントいうたらストライクバントやからな。セカンドなんかやったらなあ、そらお前、だってあんな高いボールやったらやれへんと思うやんか、普通は。野手の感性からいくとなあ。見送ると思うよなあ。やっぱりスタート遅れるよな、そら。ストライクバントやバントはお前。スクイズちゃうんやからさ。なあ、バントエンドランでもないし、バントやから」

―糸原の代打

「いや早よ点欲しかったからなあ、もう1点、2点とって、3点差、2点差やったら全然分からへんから」

―漆原もビハインドの展開でしっかり抑えている

「いやいや、そら抑えてるよ、なあ」

―漆原の評価は上がっている

「評価上がるって、評価もくそも、1軍のブルペンにおるんやから。そら、ああいう使い方多いけどな。でも、そこでもやっぱり、あれやんか。追加点をやらんければいけるという、そういうあれやからさ。あの場面で投げるとしたらな。そら全員が全員2回から準備できへんのやから、そら順番があるやんか。8人もブルペン入ってるんやから」