◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者・井上尚弥 (6回TKO) ルイス・ネリ●(5月6日、東京ドーム)

 プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と対戦した元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が8日、帰国の途に就いた。

 ネリをプロモートするVIVA PROMOTIONSがX(旧ツイッター)で動画と共に「日本のパウンド・フォー・パウンドのスター、“ザ・モンスター”井上尚弥との試合を終え、日本を出国するルイス・“パンテラ(豹=ひょう)”・ネリは空港で日本の格闘技ファンに囲まれた。ネリ、万歳!」などと報告した。

 ネリは今月6日、ボクシングではマイク・タイソン―ジェームス・ダグラス(ともに米国)戦が行われて以来、34年ぶり開催となった東京ドーム興行で、尚弥から初回にダウンを奪ったものの、6回TKO負け。統一王座奪取はならなかった。試合後、ダメージを受けたネリは病院に直行するため、インタビューはキャンセルした。7日には、自身のインスタグラムのストーリーズ機能を使って、東京ディズニーランドを訪問したと思われる写真を投稿している。愛する家族らと激闘の疲れを癒やしたと思われる。