◆米大リーグ ブレーブス―パドレス=雨天中止=(18日・米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 日米通算200勝に王手をかけているパドレス・ダルビッシュ有投手(37)が先発予定だった18日(日本時間19日)の敵地・ブレーブス戦が、悪天候のため中止になった。

 節目の大台は持ち越しとなった。ダルビッシュは試合前に軽めのウォーミングアップを行ったが、ブルペンでの投球練習を行わず、クラブハウスへと引き上げた。試合前セレモニーなども一部は行われ、試合予定開始時間だった午後7時15分(同午前8時15分)頃は強い雨が降っていたわけではなかったが、悪天候予報のため試合開始が遅れ、その後は予報通り強い雨が降った。

 その後内野にシートが敷かれるなど、1時間40分以上試合開始を待ったが、そのまま悪天候のため中止になることが決まった。あす19日(同20日)は予定通りナイターが1試合行われ、20日(同21日)にダブルヘッダーが行われる。ダルビッシュは中止が決まってからグラウンドで変化球を交えながらキャッチボールを行った。

 ダルビッシュは今季、開幕から5登板連続で白星がなく、首の張りで4月15日から15日間の負傷者リスト(IL)入り。4月30日に復帰して今季初勝利をつかむと、そこから3登板3連勝と一気に勢いに乗って日米通算199勝(日93、米106)として、大台へ一気にリーチをかけた。ここまで、メジャーでは自己最長タイとなる18イニング連続無失点を継続中。シルト監督も「彼は自分をしっかりと管理し、準備を怠らない。若い時代からそうやってきたことが、報われている。彼は野球に全てをささげている」と期待を込めていた。

 次回登板は、あす19日(日本時間20日)の敵地・ブレーブス戦となり、スライド登板することになった。