◆第91回日本ダービー・G1(5月26日、東京・芝2400メートル)

 皐月賞2着のコスモキュランダが、東京2400メートルなら面白い存在だ。前走は勝ったジャスティンミラノにわずか首差及ばなかったものの、最後の直線では長くいい脚を使い、あと一歩まで迫った。中山コースの4角でかなり外を回すロスが大きかっただけに、立ち回りひとつで逆転があっても驚けない。

 母は2400メートルの豪G1・コーフィールドC勝ち馬。血統背景も魅力に映る。加藤士調教師も「無駄に力を入れないぶん、距離が延びても大丈夫」とジャッジするだけに、最終追い切り後の気配も踏まえて注目したい。(石行 佑介)