広島県安芸高田市の石丸市長が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選挙に立候補する意向を表明しました。

出演した都内のイベントで「東京を変えて日本を変えたいと思う。東京の一極集中から全国にわたる多極分散に向かう時が来ている」と都知事選に向けた決意を述べました。

石丸市長は安芸高田市出身の41歳で、京都大学卒業後、大手銀行でアナリストとして勤務。2020年、河井夫妻による大規模買収事件で当時の市長が辞職したことに伴い行われた安芸高田市長選で初当選し、現在1期目です。

安芸高田市 石丸伸二市長
「次、安芸高田市長選挙には出ないでいようと考えています。個人的な思いとしてはまだまだ続けたいなと一方で、どうしてもほかにやらなければならないことがあるのでそれを諦めます。」

先週「財政状況の改善や、市内全ての小中学校の給食費無償化など未来への投資を実現できた。」などとして7月の安芸高田市長選に出馬しないことを明らかにしていました。

安芸高田市を巡っては、SNSやYouTubeを使った情報発信で注目を集めた一方、市長が公募で選んだ副市長人事案や、道の駅への無印良品出店計画を「説明不足」として市議会が否決するなど市長と議会との溝が深まっています。

市長の突然の都知事選出馬表明に安芸高田市民は…

男性「有望な方と思われるので頑張っていただきたい。チャレンジ精神すごいと思います。」

女性「私はすごい残念。石丸さん大好きでした。活躍されることを期待しております。」

女性「もう1期くらいはしてほしかったですね。ただ(議会と)折り合いが悪いよね。」

男性「(議会と)対立しとったからねずっと。うまく行っとけばもうちょっとねアレだったかもわからんけど。」

石丸市長は17日に詳細について広島市内で会見する予定です。