広島市内にある推し活にぴったりのお店をご紹介します。さらに、推し活歴30年のベテランに、推し活の魅力をおうかがいしました。

 

自分にとってイチオシのアイドル、キャラクターなどを応援する活動が通称”推し活”

 

【まずは推し活グッズをチェック】

推し活グッズを豊富に取り揃えている「スペース田中 フジグラン緑井店」。アイドルやアニメキャラクターの定番グッズであるアクリルスタンド(通称アクスタ)を収納する「アクスタケース」や、コンサートで使う定番グッズのうちわなど、約100種類もの推し活グッズを扱っています。

 

愛媛県に本社がある「スペース田中」。西日本で約50店舗を展開しています

 

アクスタケースなどに推しのグッズを入れて、ライブやお出かけに持っていくのが定番なんだとか

 

ライブでの声だしが可能になったことや、夏フェスの開催の影響からか、こうした推し活グッズの売れ行きが好調なんだそう。

そんなお店のイチオシ商品が、推し活用のバッグ。ポケット部分が透明になっており、推しのぬいぐるみや、キーホルダーなどを入れて、アピールすることができるようになっています。

 

推し活バッグは4,290円〜

 

【推し活にぴったりのカフェ】

続いて向かったのが、推し活にぴったりのカフェ。

広島市中区にある「カフェ チョギヨ」は、ドリンクに推しの写真を印刷できる「ラテプリント」が名物のお店です。

 

一番人気のラテプリントは280円 ※ドリンク代別途

 

新たに登場したのが、「推しボトル」。推しの名前をラベルに入れたドリンクボトル。ボトルは持ち帰って、部屋に飾ることができます。

 

推しボルト(320円)※ドリンク代別途

 

オーナーの西山 衣子さん曰く、「私自身がK-POPが大好きで、推し活をしていて。みんなが推し活できるお店を作りたい」と思って、このお店を作ったんだとか。ドリンクやフードだけではなく、推し活をするスペースを提供することで、コミュニティ作りにもつながっています。

 

【広島で推し活歴30年・しーたんさんが語る推し活の魅力】

広島で推し活をしている人に話をおうかがいしたい!ということで、「カフェ チョギヨ」の西山さんに、推し活歴30年のしーたんさんをご紹介していただきました。

 

部屋の中には大量のアニメグッズやアイドルのグッズ。娘さんも推し活をされているそう

 

しーたんさんの推し活は、光GENJIから始まり、バンド、嵐、K-POPなど…歴代の推しは数知れず。現在は、9人組男性アイドルグループ「&TEAM(エンティーム)」を推しているそうです。

 

段ボールの中には「&TEAM」のCDがずらり。購入したCDは知り合いに配って宣伝活動をしているそう

 

こうした推し活を続けるのに必要となってくるのが、やはりお金。しーたんさんは、推し活にどのくらいお金を使っているのでしょうか?

「今、推しているグループには、デビューのお祝いを兼ねて少しでも売り上げに貢献できるように、結構な数のCDを買いました(笑)あとは、『ショーケース』というデビュー前や新曲などの披露イベントがあるのですが、そのために東京へ行ったり。最近の推し活で使った金額は10万円超えるくらいですね」

すべてのイベントに行くのは難しいため、家計を考えながら厳選しているそうです。

 

「推し活をすることによって元気をもらえますし、大人になってからだと新しくお友達ができなかったりするんですけど、推し活を通じて新しいお友達ができたり。プライベートの悩みも話したりして、頑張る活力になっています。それにね、“推しは推せるときに推せ!”ですよ(笑)」と話すしーたんさん。

 

年齢や資金の有無を問わず、自分ができる形で推しを応援することができるのが推し活の魅力なんだとか。

気になる芸能人やキャラクター、ジャンルなど、まずは”推して”みてはいかがでしょうか。

 

広島ホームテレビ『ピタニュー』(2023年5月23日放送)

ライター:神原知里