早いもので、2023年も残すところあとわずか。今年はようやく外出気分が戻り、まちや飲食店がにぎわいを見せました。それに伴い、新しいお店も続々とオープンし、話題を呼んでいます。

今回は毎年恒例の、『新潟Komachi』編集部が選んだベストグルメをお届け。年間約300軒の取材活動を行う編集部員が、実際に足を運んで印象に残ったお店をピックアップしました。2023年にオープンした注目の新店から、新潟ラーメン業界に新風を吹き込むラーメン店、気軽に利用しやすいランチまで。いま届けたい、ホットなお店9軒をご紹介します。

いま話題! 2023年にオープンした新店

【 ニューオープン1 】

濃厚な卵が主役! 養鶏場直営カフェで卵のおいしさを再発見
〈海辺のテーブルエッグ〉

「これがオムライス」(1400円)。タマネギをたっぷり使ったオリジナルソースが、卵の味を見事に引き立てています。

新潟県と山形県の県境近く、海岸線に立つ〈海辺のテーブルエッグ〉は、アニマルウェルフェアに配慮した地元の養鶏場〈オークリッチ〉が手がけるカフェレストラン。放し飼いでのびのびと育った鶏の新鮮な卵が売りで、自慢の卵を生かした多彩なメニューを楽しめます。

なかでもオムライスは、卵のおいしさをダイレクトに感じられる半熟オムレツと自家製ソースが絶妙にマッチしたひと皿。濃厚な卵の風味をじっくりと堪能してください。

日本海と棚田に囲まれた海沿いに立つ絶好のロケーションで、店内も開放感たっぷりです。

ほかにもカルボナーラやフレンチトースト、プリンやケーキといったスイーツまでメニューは豊富。店内では稀少な卵の販売も行っているので、お土産、贈り物にもぜひ。

Information

【海辺のテーブルエッグ】
address:新潟県村上市中浜508-1
tel:0254-60-5775
access:JR府屋駅から車で約5分
営業時間:10:00〜17:00(16:30L.O.)
定休日:木曜、ほか不定休
駐車場台数:45台 席数:24席

【 ニューオープン2 】

専門店のアップルパイで
リンゴのおいしさを堪能して〈pommier〉

〈スタンダードアップルパイ〉と〈シナモンアップルパイ〉(各460円)のほか、季節限定メニューもあり。

季節限定を含めて常時3種が並ぶアップルパイ専門店〈pommier(ポミエ)〉。長野県の契約農家から仕入れたリンゴを使い、スタンダードアップルパイには少し酸味の強いリンゴなど、それぞれの味わいに合わせて品種を変えて丁寧に手づくりしています。

まずは、リンゴのほのかな酸味とカスタードのやさしい甘さが絶妙な〈スタンダードアップルパイ〉をどうぞ。シナモン好きなら、シナモンを利かせたリンゴにラムレーズンを合わせた、大人の味わいが魅力の〈シナモンアップルパイ〉がおすすめです。食べ比べてみると、その違いに驚きますよ。

ドライフラワー専門店〈らいおん堂〉の2号店に併設。すてきな店内にも注目を。

毎朝お店で焼き上げているので、焼きたてを購入できる開店のタイミングに訪れるのがおすすめです。焼きたてのおいしさは格別ですよ

Information

【pommier】
address:新潟県新潟市東区山木戸7-4-37
tel:025-256-8772(らいおん堂 木戸店)
access:JR新潟駅から車で約10分
営業時間:11:00〜17:00(祝日 10:00〜15:00) ※なくなり次第終了
定休日:日〜水曜
駐車場台数:4台 席数:なし

【 ニューオープン3 】

ノスタルジックな空間と
名物スイーツに癒やされて〈SEIKŌUKI〉

複数のチーズを配合したバタークリームを、さくさくの米粉クッキーでサンドした「チーズバターサンド プレーン」(1個500円)。店長自慢の美しいラテアートも必見です。

2023年5月、三条市にオープンしたばかりのおしゃれなカフェ。国登録有形文化財に登録されているという趣のある店内で味わえるのは、ぽってりとしたフォルムがかわいらしい「チーズバターサンド」。

「コーヒーに合うスイーツを」と考案されたこちらは、チーズの風味と軽い口当たりが絶妙で、コーヒーとベストマッチ。定番のプレーン、コーヒーレーズンなどに加え、季節限定の味も登場するので、ぜひチェックしてみてください。

三条市の一ノ木戸商店街入り口に立つまちの交流拠点〈SHOO〉内。壁一面に広がる本棚が印象的。

ランチには米粉のベーグルにスープ、サラダ、ドリンクが付く「ベーグルプレート」(1400円〜)もおすすめです。

Information

【SEIKŌUKI】
address:新潟県三条市神明町3-7 SHOO内
tel:なし
access:JR北三条駅から徒歩約10分
営業時間:11:00〜17:00
定休日:不定休
駐車場台数:なし 席数:29席


やっぱり気になる! こだわりのラーメン

【 ラーメン1 】

押し寄せるシビれと旨み、香りを五感で楽しんで
〈ラーメン麻辣〉

「麻婆麺」(880円)。麺は麻婆麺には珍しい平打ちの太麺を使用しています。

シビれと辛さを追求した麻婆麺と担々麺が二枚看板の〈ラーメン麻辣〉。イチオシの麻婆麺は、7種類の香辛料やお店こだわりの自家製ラー油をたっぷり使った刺激的な一杯です。花椒と山椒の香りが鼻を抜け、食べ進めるたびにビリビリとしたシビれと旨みが押し寄せます。一度味わえば、夢中になること間違いなしです。

調理場から山椒の香りがダイレクトに漂ってくる、カウンター中心の店内。

たっぷり使った自家製ラー油と香り高いゴマの風味が、絶妙なバランスで絡み合う「担々麺」(880円)もチェックしてみてくださいね。

Information

【ラーメン麻辣】
address:新潟県新潟市東区江南3-6-12
tel:050-8887-2710
access:JR越後石山駅から車で約5分
営業時間:11:00〜14:30、17:00〜20:00
定休日:月曜、土・日曜・祝日の夜
駐車場台数:2台 席数:8席

【 ラーメン2 】

野菜の栄養と旨みが凝縮した
絶品ポタージュスープ〈七の介〉

「ポタージュ塩」(950円)。野菜の甘みが感じられると、女性にも人気の一杯。

「長岡にまだない味をつくりたい」と、ご主人が試行錯誤し生み出した野菜ポタージュラーメンで話題の〈七の介〉。数種類の野菜を約8時間煮出してペースト状にし、鶏白湯スープに合わせたスープはまるでポタージュのよう。

味はしょうゆ、塩、担々の3種類があり、さらに濃度の低い「ちょいポタ」、清湯スープの「ポタなし」も選べるので、いろいろ試して自分好みの味わいを見つけましょう。

ダークトーンでまとまった落ち着きのある店内。奥には小上がりも完備しています。

とろとろの軟骨を使った「豚バラ軟骨丼」(小400円)などの丼ものも豊富にそろうので、ラーメンのお供にぜひ。

Information

【七の介】
address:新潟県長岡市台町1-2-17
tel:0258-77-4206
access:JR長岡駅から徒歩約5分
営業時間:11:00〜14:30(14:00L.O.)、17:00〜21:00(20:30L.O.)
定休日:月曜、ほか不定休
駐車場台数:2台 席数:30席

【 ラーメン3 】

こだわりの煮干しだしととんこつの
ブレンドスープが秀逸〈煮干屋〉

「煮干げん骨らーめん」(840円)。ツルツルもちもちの自家製太縮れ麺にも注目を。

店名どおり、煮干しを利かせたラーメンで多くの煮干し好きを魅了する人気店。自慢の煮干しスープに背脂でコクをプラスした「煮干げん骨らーめん」は、力強い煮干しの風味と奥行きのある旨みを贅沢に楽しめる一杯です。

ほかにも煮干しを使い分けた多彩なメニューがそろい、さらに限定メニューも登場するので、行くたびに新しい味わいに出合えるはずです。

店内はシンプルモダンをコンセプトに、落ち着いた色味で統一。

隣接する韓国チキンのお店〈CHOACHICKEN〉のザクザクチキンをラーメンと一緒に楽しめるセットも用意。おトクなセットで、おなかいっぱいになりましょう。

Information

【煮干屋】
address:新潟県上越市藤野新田375-1
tel:025-520-8009
access:えちごトキめき鉄道春日山駅から車で約7分
営業時間:11:30〜15:00(14:30L.O.)
定休日:木曜
駐車場台数:15台 席数:26席


通いたくなる! おしゃれなランチ

【 ランチ1 】

本格中華をリーズナブルに堪能できるランチが魅力
〈かめだ町中華 つのだ〉

辛みのなかに深いコクを感じられる「陳麻婆豆腐セット」(980円)。

東京で四川料理の修業を重ねたご主人による多彩なメニューを、リーズナブルな価格で楽しめる〈かめだ町中華 つのだ〉。ランチで人気の陳麻婆豆腐は、爽やかに香る山椒や自家製ラー油の辛みと、厳選素材の旨みのバランスが秀逸な一品。さまざまな香辛料をブレンドしてつくるオリジナルのラー油が深いコクを演出しています。

店内はテーブル席とカウンターのほか、奥には小上がりも用意しています。

油淋鶏やエビチリ、酢豚などを毎日限定10食で提供する日替わりランチもおすすめ。スープや副菜が付いていて、食べ応えも抜群ですよ。

Information

【かめだ町中華 つのだ】
address:新潟県新潟市江南区亀田本町3-1-22
tel:090-4714-9992
access:JR亀田駅から徒歩約15分
営業時間:11:30〜14:00、18:00〜21:00 ※夜は2日前までの完全予約制
定休日:水曜、ほか不定休
駐車場台数:5台 席数:28席

【 ランチ2 】

地場食材を存分に味わえるイタリアンで満腹に
〈パスタとピザの店 base〉

ニンニクとアンチョビが豊かに香る「アンチョビツナとキノコのペペロンチーノ」(1380円)。

造園や園芸を楽しめる〈道の駅 庭園の郷 保内〉にあるイタリアンレストラン〈パスタとピザの店 base(バーゼ)〉。パスタやピザ、ラザニアなどを提供し、幅広い世代から支持されています。

料理は県産食材を中心に、道の駅から仕入れた野菜も積極的に使っていて、健康面に配慮されているのもポイント。特に「アンチョビツナとキノコのペペロンチーノ」は、三条市の健康的な食事を推進する制度「スマートミール」にも認証されています。

窓の外に広がる緑豊かな景色を眺めながら、おいしいランチタイムを過ごせます。

さらに2か月ごとに替わる期間限定メニューも好評です。旬を感じられる、そのときだけの味わいをぜひ試してみてくださいね。

Information

【パスタとピザの店 base】
address:新潟県三条市下保内4035 道の駅 庭園の郷 保内ガーテン内
tel:0256-46-8277
access:JR保内駅から車で約5分
営業時間:11:00〜16:00
定休日:不定休(道の駅 庭園の郷 保内に準ずる)
駐車場台数:共有あり 席数:56席

【 ランチ3 】

栄養満点の定食とパフェをお供に、
ゆったりと過ごせるカフェ〈ほうき星〉

多彩な食感も楽しい「彩り野菜と豚肉のオイスター炒め定食」(1280円)。

南魚沼市に立つ、ボリューム満点のランチが魅力のカフェ〈ほうき星〉。定食2種とパスタ2種をメインに、自家栽培のお米や地場産の野菜を積極的に取り入れた、栄養たっぷりのメニューを楽しめます。

こちらでまず味わっておきたいのが、季節の野菜がどっさりのったこちらの定食。レンコンやカボチャ、ナスなど具だくさんで大満足の一品です。

八海山を望める、窓際のカウンターがおすすめ。

つい長居したくなる居心地のいい店内で、のんびりランチ&カフェタイムを過ごしましょう。

食後には、季節ごとに替わるパフェもお忘れなく。写真は昨年春に提供されていた「苺とマスカルポーネクリームのパフェ」。

Information

【ほうき星】
address:新潟県南魚沼市一村尾1898-11
tel:025-788-0013
access:JR浦佐駅から車で約4分
営業時間:11:00〜16:00(15:00L.O.)
定休日:木・金曜
駐車場台数:5台 席数:14席

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行ってみたいお店は見つかりましたか? どのお店も、編集部が実際に足を運び、自信を持っておすすめできるお墨付きです。そこでしか味わえない個性豊かな料理をぜひ楽しんでみてくださいね。

*価格はすべて税込です。

credit edit:Komachi編集部