「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ?  「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

一木幸之佑 さん
京都府出身。新潟県6次産業化プランナー、新潟県中小企業団体中央会 連携推進委員。Webマーケティングのベンチャー企業で、新潟県最大級の通販サイトのマーケティング部マネージャーや直営店舗の商品統括に従事。現在は、全国の道の駅や行政へのサポートを行いながら、新潟県三条市の道の駅〈庭園の郷 保内〉のイベント企画、管理マネジメントを行う。「世界に誇れる地域づくり」を目指して様々な地域課題に取り組む。趣味はサッカーやゲームをすること。

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全国第一号の「道の駅」は、〈道の駅豊栄〉

新潟市北区にある国道7号線(新新バイパス)に隣接する〈道の駅豊栄〉が、全国で一番最初にできた道の駅なんです。(※諸説あり)1993年4月に道の駅登録されてもう随分と経つのですが、新潟県民の方にもあまり知られていません。皆さんもよく使用されるであろうバイパス沿いに、全国の道の駅の発祥地があったなんてビックリですし、誇らしい限りですね。

新潟県の道の駅

新潟県の「道の駅」の施設数は、現在42駅あります。道の駅施設数全国ランキングでは、全国4番目に多い県となってます。ちなみに、3位は長野県の53駅、2位は岐阜県の56駅です。そして、全国1位は北海道の127駅です。 ただ新潟には変わった道の駅が多くあり、特異性では負けておりません。庭園をコンセプトにした道の駅や、翡翠石を獲れる道の駅、花火シアターが見れる道の駅など多種多様のコンテンツが詰まった施設が多くあるのです。 道の駅巡りって数多くの発見があるので楽しいですよ。ぜひ行ってみてください。

道の駅の役割は変わってきている

実は、今年で道の駅は1993年のスタートから制定30周年を迎える節目の年となってます。 設立時は、運転の合間に立ち寄る休憩場所として道の駅は設置されました。しかし、現在では地域の創意工夫により、個性豊かなにぎわいの場として発展してきました。つまり、「道の駅自体が目的地」となってきたのです。 今では、道の駅に求められる役割は、地方創生・観光を加速する拠点と言われています。 つまり「地域振興の主軸」を道の駅が担うことになるということです。観光交流拠点や地域ブランディングなどの商業面における役割のみでなく、子育て支援や防災機能という公共性においても重要な役割を果たすことになっています。 一般的に考えても、役割の重さが見合いませんよね。正直、一つの施設に対してどこまで理想を求めてるんだと、個人的に思います。ただ一方で、道の駅の運営に携わり、サポートも行う私の立場から見ると、道の駅とは、それほどまでのポテンシャルがある存在だとも感じています。一つの施設が、とある地域の経済圏を創り上げている事例も全国的には確かにあるのです。だからこそ、ロマンがある世界だと思います。 新潟県が道の駅のメッカだからこそ、お近くの道の駅がどのような取り組みをしているのかぜひ興味をもってもらえると嬉しいです。


編集部コメント

まさか、新潟市北区豊栄にある〈道の駅 豊栄〉が道の駅の元祖とは、初めて知りました!今や全国津々浦々に道の駅がありますが、新潟から広がっていったことに誇りを持っていいと思います。昔の道の駅のイメージは、旅行の帰りにお土産を買って帰る場所というものでした。しかし、今は「道の駅に行こう!」という風潮が強いですよね。私も、美味しいものを食べたくなったり、新鮮な野菜を求めに道の駅にいっちゃいます。ユニークな道の駅も増えてますしね。すべてにおいて「地域の拠点」として重要になっている道の駅。みなさんも週末は道の駅へ行ってみましょう!(小日山)