札幌市北区で乳児の健診時に配布している木製のおもちゃが日本玩具協会の定める安全基準に適合していないことが分かり、札幌市が自主回収を始めました。

自主回収が進められているのは札幌市北区が乳児の4か月健診時に配布した木製のクマとゾウのおもちゃとおもちゃを入れる巾着袋です。このおもちゃと巾着袋は、おもちゃの安全性について日本玩具協会が定める「玩具安全(ST)基準」に適合していなかったため、15日から配布が中止されています。

札幌市北区によりますと木製のおもちゃは突出部分がこの基準を超えていて乳児が口に含んだ際にのどを傷つける可能性や、巾着袋はひもが長く首に引っかかる可能性があり基準に適合していないということです。

札幌市北区はおもちゃの配布を始めた4月2日から今月14日までに203セットを配布しましたが、これまでにけがの報告は入っていません。

札幌市は16日から配布した人に回収用の封筒を送っています。