理検ドクター 武田さん認定 茨城県内初、夢は惑星資源研究 竜ケ崎一高付属中1年
理検ドクターは日本理科検定協会(同県つくば市)が2018年から認定している。理検2級以上の複数合格者か、理検2級以上と英検などの他分野検定の2級以上を取得している合格者などを認定する。
武田さんが理系分野に興味を持ったきっかけは、クリストファー・ノーラン監督の映画「インターステラー」を鑑賞したことだ。宇宙を舞台にした探索が、ブラックホールや時空のトンネル「ワームホール」の理論を取り入れて描かれている。武田さんは「映像もきれいだし、面白いなと思った」と振り返る。「宇宙の鉱石や燃料など採掘した資源を分配したら、戦争や紛争をなくせるかもしれない」と考えたという。
中学受験と並行して地学や物理を勉強しようと、中学や高校の範囲を先取りして学べる塾に入った。理検地学2級は高校の地学基礎や問題集などで勉強して臨んだ。「記述式なので難しかった」が見事に合格。結果を4月上旬に受け取り「一件落着。安心した」と笑顔を見せる。
今後、通訳案内士や数検1級などの幅広い取得を目標に掲げる。「英語が使えるので、もっと活用するためにも歴史と地理も勉強したい」と意欲を見せた。