※本記事には『崩壊:スターレイル』Ver.2.1までのネタバレ、悪ノリと刺激的な内容が含まれます。閲覧にはご注意ください。

スマホ/PC/PS5向けスペースファンタジーRPG『崩壊:スターレイル』は、HoYoverseがサービス運営を行う、全世界1億ダウンロードを達成した人気タイトルです。

記事執筆時点(2024年4月28日)では、夢の地「ピノコニー」が舞台の物語が紡がれ、各運命の派閥が勢ぞろいした先の見えない展開が描かれています。

ピノコニーで登場するキャラクターの中で特に人気を集めているのが、スターピースカンパニー「戦略投資部」の高級幹部「十の石心」のアベンチュリンです。

Ver.2.1「深淵への狂走」では、実質的な主人公として活躍を繰り広げ、「最初は胡散臭いキャラクターだと思っていたけど好きになった」という開拓者(プレイヤーの総称)も多いでしょう。その人気ぶりはゲームだけに留まることを知らず、雑誌「anan」では表紙への採用だけでなく、アベンチュリン自身へのロングインタビューが掲載されています。

開拓者たちの熱烈な視線はアベンチュリン本人だけではなく、衣装の胸元に開けられた謎の穴にも向けられており、そして彼をはじめとした「虚数属性の男性キャラクターの胸元が開きがちである」という説もささやかれています。

しかしプレイヤーとして「それ以外の男性の胸元も開いているはず」という実感があったので、今回ゴールデンウィーク企画として、『崩壊:スターレイル』のプレイアブル成人男性(※本作はキャラクターの年齢を明言していないため、少年扱いされていない人物という意味合い)全員の胸元を調べて、実際はどうなのか表にまとめました。お付き合いいただければ幸いです。

◆『崩壊:スターレイル』のプレイアブル成人男性の胸元はいかに……?
ゲーム画面を穴があくほど見て調べあげた、Ver.2.1時点での表がこちらになります。名前の順番は下にいくほど実装が新しくなるように並べていますが、改めて分かったことを下記にまとめます。

14人中7人(性能違いの主人公は1人で計算)の胸元が開いているという結果に
虚数属性の男性キャラクターは胸元が開きがちなのは本当
風属性の男性キャラクターも開きがち
運命は関係なさそう(2名ずつ壊滅・虚無にいますが、判断が難しいので今後に期待)
サービス開始から時間が経過するにつれ、胸元が開いたキャラクターを実装している
ピノコニ―到着以降のプレイアブル男性は、胸元を閉じているキャラクターがいない

それでは胸元が開いていた7名を、それぞれ確認していきましょう。

■サンポ
サンポは愉悦の星神「アッハ」を信仰する派閥「仮面の愚者」に所属する商人で、胡散臭さという概念が服を着て歩いているような人物です。各地に詐欺の被害者が存在し、「なぜプレイアブルの仲間に?」と思うようなキャラクターですが、ストーリーの要所で盤面をかき回すような活躍(そもそもの騒動の原因であることも多いマッチポンチ的存在)を見せる憎みきれない人物でもあります。

そんなサンポのシャツはなぜか首元から稲妻状の切れ込みが入っており、その隙間から胸元をのぞかせています。ただ「角度によっては隠れる」「胸元より腰の露出度のほうがすごい」という理由からか、積極的に胸元の開き具合が言及されているイメージはあまりありません。

■刃
刃ちゃんの愛称で親しまれている星核ハンターの一員「刃」も、胸元が開いているキャラクターの一人です。一見すると開いているようには見えませんが、目を凝らすと首元はガードしつつ包帯が巻かれた胸元がチラリと見え隠れし、奥ゆかしさを感じさせる開き具合。ただ刃の過去にあたる「応星」の頃から同じ衣装を身に着けているので、このチラリズムはカフカや銀狼の趣味ではなさそうです。

そして景元の衣服の首元がざっくりと開きつつも胸元のガードが固いデザインを考えると、これも彼ら雲上の五騎士の対比関係を如実に示す要素と言えるのではないでしょうか(?)

■ルカ
ルカは義手の青年格闘家であり、ベロブルグ下層部で活動する「地炎」のメンバーかつ、ボクシングのチャンピオンです。ほかのキャラクターと違い胸元の穴はありませんが、襟元がゆるめのタンクトップのため、鍛え上げられた大胸筋が半分ほど露出しています。上着には過酷なファイトの日々で付けられたであろう裂かれたような跡が存在しますが、幸いなことにインナーは無事なので安心しました。

しかし後ろを向くと、不思議なことに上着の隙間から丸出しの背中が見えています。謎すぎる服の構造も含めて注目したいキャラクターですね。

■丹恒・飲月
星穹列車のメンバー「丹恒」が隠していた本来の姿が「丹恒・飲月」であり、胸元には大きくひし形状の穴が開いています。前世にあたる飲月君・丹楓が「飲月の乱」を引き起こしたため、輪廻転生後である丹恒も大罪人として囚われていました。そのときの様子を描いた光円錐「陽光より輝くもの」公式映像ではなぜか胸元部分がズームされ、「胸をアップする理由は?」「そもそも胸の穴周辺だけ集中的に破れることがありえる?」などの反応が見られています。

前世の影響かと一瞬考えましたが丹楓は着物を着こんでいるため、なぜ衣装の胸元に穴があしらわれたのかは不明です。もしかしたら仙舟「羅浮」でのストーリーを経て、運命の呪縛にケリをつけた解放感を表しているのかもしれません。

■Dr.レイシオ
Dr.レイシオは“凡人”を自称する「博識学会」の学者であり、愚鈍という名の病を治すため全宇宙に知識を広めることに尽力する人物。傲岸不遜で傍若無人な立ち振る舞いが目立ちますが、ヘルタやルアン・メェイのような「天才」に比べ、人間味が強く良い意味で“まともな人格”なのが特徴なキャラクターです。シナリオで描かれるアベンチュリンとの関係性も色濃く、ピノコニー編での重要人物の1人と言えるでしょう。

そんな彼はキャラクターPVで入浴しているほか、公式公認の同人イベント「HoYoFair2024」で公開された楽曲「Dr.レイシオの形而上学的入浴理論」が存在するなど、胸元どころではない全身の肉体美を見せつけているため、普段着の露出程度は彼にとって無いのとイコールかもしれません。

■ギャラガー
ギャラガーは、ピノコニーの治安維持を行うハウンド家の保安官兼バーテンダー。だらしない見た目の中年男性で、その気だるげな態度からは怠惰な仕事ぶりが感じられます。

見ればわかるとおりシャツがはちきれんほどにパツパツで、ネクタイで一応隠れてはいますが胸元に隙間が生まれてしまっています。そんな様子から「頼むからワンサイズ大きめの服を着てほしい」や、豊穣の運命を歩んでいることから「胸筋が豊穣すぎる」という反応が見られています。

しかし最新のVer.2.1ストーリーでは自身の年齢を「13歳」と言ったり、その割には老犬を自称していたり、もっと言えば彼に関するピノコニー編においての重大な設定も開示されました。そのためプレイヤーとしては「もう訳わからん!」というのが正直なところなので、今後のシナリオでの登場に期待しつつ実際は何歳なのかに注目したいです。

■アベンチュリン
今回の記事を書くことになった原因というべきアベンチュリンです。アベンチュリンのトレードマークである「スペード」を象っているのでしょうが、なぜ胸に……?という困惑からか彼が歩んでいる運命の「存護」になぞらえて、「胸元が存護できていない」という声もSNSで聞かれています。

ストーリーで描かれたように、過去のトラウマにより自らの命を真っ先にベットしがちな、ある種の破滅願望を抱えている彼ではありますが、その謎の穴もギャンブラーとして意味があるのだと思います……多分。


今回は「胸元」だけにフォーカスして紹介しましたが、本作の登場人物が多くの人々に言及される理由は、ビジュアルが優れているだけではありません。当然豊かに練り込まれたデザインも人気を支える要素ですが、それはストーリーでの活躍やキャラクター同士の関係性に根差した土台があってこそです。4月26日に1周年を迎えたともに、Ver.2.2「涙は目覚めの後で」の更新アップデートを5月8日に控え、さらなる盛り上がりを見せる『崩壊:スターレイル』に注目していきたいですね。

ちなみにプレイアブルではありませんが、天才クラブのメンバーである紳士「スクリューガム」もガッツリと胸元を開いています。今後もし彼が実装されるとしたら、何属性になるのか考えてみるのも楽しいかもしれません。

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