俳優の赤楚衛二が主演を務める連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系、木曜後10・0)の第5話が9日に放送される。

巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの「野心」と「復讐心」が入り乱れ、人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンス。

「Re:リベンジ-欲望の果てに-」第4話振り返り

天堂海斗(赤楚)を5カ月間眠らせ、「天堂記念病院」の前理事長で海斗の父だった智信(光石研)を殺害した首謀者は、海斗の伯母、市子(余貴美子)だった。その情報が漏れたことで、病院の広報として働く海斗は対応に追われるなか、市子に代わる新理事長を選出するため、会長の皇一郎(笹野高史)は緊急会議を開催。副院長の三輪光成(小木茂光)ですんなりと決まるかに思われたが、心臓血管外科の医師、大友郁弥(錦戸亮)が立候補し、4日後に理事長選が開かれることになった。郁弥が病院の内部情報をマスコミにリークしたと疑う海斗は、出版社時代の後輩、木下紗耶(見上愛)に、その証拠をつかむよう協力を仰いだ。

一方、海斗のもとに三輪が現れ「一緒に智信が進めていた心臓血管外科プロジェクトを取り戻そう」と持ち掛けた。その提案に同意した海斗は、小児科部長の小笠原哲也(古舘寛治)に三輪に1票を投じるよう頼んだが、気難しさで知られる小笠原の協力を得ることはできなかった。そんな海斗に、かつての恋人で同病院で看護師として働く朝比奈陽月(芳根京子)は、心臓血管外科プロジェクトによって入院中の妹、美咲(白山乃愛)の手術が行われることを願っていると話し、海斗を信じなかったことを謝罪した。そんな2人の様子を、陽月の“今カレ”郁弥が物陰から見ていた。

そんななか、海斗は、三輪から、2人の理事が郁弥側に付いたと聞かされた。郁弥があと1票獲得すれば、三輪の勝ち目はなくなる。海斗は再び小笠原のもとを訪れ、亡父のように、目の前の患者を救うため、心臓血管外科プロジェクトを推進したいという思いを語った。智信とは熱い議論を重ね、固い友情で結ばれてきた小笠原は三輪に票を投じることを決意。しかしそんな小笠原に、郁弥が近づき、理事長に就任した三輪は、自身の取り組んでいる再生医療分野を推進させるつもりだと伝えた。小笠原は三輪への支持を取り下げ、理事長選では郁弥が優位に立った。

その後、皇一郎は海斗を理事長室に連れていき、理事長のイスの前で「どうして人は権力を欲して上を目指すと思う? 他人に邪魔されず、自分の意思を貫くことができるからだよ」と教えた。この言葉を受けた海斗は記者会見を開き、集まった報道陣の前で「責任をもってこの病院を変えていく所存です」と宣言。会見後、海斗は皇一郎との会食の席で「私を理事に推薦していただけませんか」と頼んだ。そして郁弥の前で理事長選への出馬を表明。その様子を陽月が隠れて見守るなか、「取り戻してみせます、あなたに奪われたもの全てを」と宣戦布告した。

「Re:リベンジ-欲望の果てに-」第5話あらすじ

海斗は、郁弥が天堂記念病院の理事長になるのを阻止するべく、理事長選に名乗りを上げる。しかし、皇一郎は理事長選を中止にするという。智信の殺害事件がマスコミを騒がせ、多くの支援者からの融資が取り下げられたためだった。皇一郎は、一週間で融資を取り付けてきた者を新理事長にし、新病棟のプロジェクトも新理事長に一任すると告げる。

支援者を集めての事件に関する説明会が行われ、海斗は医療機器メーカーの専務に声をかけるが冷たく断られる。一方、郁弥は投資ファンドのCEOに声をかけ、好感触を得る。焦りを募らせる海斗の様子を見ていた陽月は、佐竹徹(柏原収史)に声をかけられる。

心臓に病気を抱える美咲の症状は悪化。手術する必要があるが、今の天堂記念病院の設備では対応が難しい。婚約者である郁弥が心臓血管外科プロジェクトに反対していることに、陽月は複雑な感情を抱く。

海斗は、外資系銀行の東京支店長、宇佐美義満(丸山智己)と約束を取り付け、紗耶を連れて会食に臨む。食事が終わり、意気投合した宇佐美と紗耶は、宇佐美の行きつけのバーへ。一方、海斗がいつもの居酒屋へ行くと、陽月がやって来て…。