女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合など)の第19話が12日、放送され、一条天皇(塩野瑛久)と中宮・定子(高畑充希)の秘め事を、定子の女房を務める清少納言ことききょう(ファーストサマーウイカ)が「重いご使命」と表現する場面に、視聴者の注目が集まった。

平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部(まひろ、吉高)の幼少期からの生涯と、「源氏物語」の執筆や権力者、藤原道長(柄本佑)とのかかわりを軸に描く波乱の一代記。この日の放送で、ききょうが本音を言い合える友達付き合いをしているまひろを訪ね、最近の宮中での出来事を話した。まひろはききょうがほれ込んでいる定子に興味を示し、できるものならば一度会ってみたいとつぶやいた。聡明なまひろのことを定子も気に入るだろうと考えたききょうは、まひろが後宮に出入りできるよう手配し、後日、登華殿を案内して定子に紹介した。すると、思いがけず一条帝がやってきて、「会いたくなってしまった」と定子を奥の間へといざなった。置き去りにされ唖然とするまひろに、ききょうは謝罪し、「すぐお戻りだから、少しお待ちになって」と説明。まひろからどこに行ったのかと尋ねられると、含み笑いしながら「お上と中宮様は重い使命を担っておられますので」とまだ皇子のいない2人が子作りに励んでいることを示唆した。

この場面を面白がる視聴者が続出し、SNSには「雅な婉曲表現…」「そうですねえ、子作りは大事ですからね」「いくらBSとはいえ、まだ18:30前だろうよNHKっw」「そんなすぐに戻るのか」といったコメントが並んだ。また、天皇とはいえ、何の前触れも説明もなく、来客そっちのけで遠慮も屈託もなく奥に消える2人の振る舞いには「昼間っからおっぱじめるのか」「話の途中でアレに行く」「来客中も関係なしなんか」「え? 一戦交えるの終わるの待つの?」と驚く声も少なくなかった。