ミュージシャンからの性加害を告発した元女優の若林志穂さん(52)。3月24日、“性被害の後遺症”をXで明かした。

’09年に芸能界を引退した若林さんは、昨年9月にXアカウントを開設。そして同年11月に行った動画配信で「ミュージシャンのNから性加害を受けた」と告白した。

若林さんによるとNと映画で共演することとなり、2人きりでセリフ合わせを行ったものの、Nが違法薬物と思しきものを使用する姿を目撃。その後Nに監禁され、性的暴行を受けた上に「お前なんか芸能界にいられないようにボコボコにして海に沈めてやる」などと脅迫されたという。その結果、若林さんは複雑性PTSDになり、後年Nに謝罪を要求したものの「会いたくない」と言われ、断られたと動画内では説明していた。

そんな若林さんは3月24日、Xで《性被害に遭われた方々(私も含め)のその後の苦しみも分かってほしいです》と切り出すと、こう続けた。

《本や海外ドラマ、洋画などで性被害に遭われた方々のお話しを読んだり観たり自分なりに納得するまで独学で勉強した。ストレートに言わせて下さい。男性不信になりセックスが怖いです。気持ちがいいと感じたこともないです》

続けて《私の性被害の話を妄想だと言う方がいますが、恋をして人を愛したその後の事を考えたくもありません。恐怖しかありません。もし今人を愛したとしてもセックスは怖いです。性被害に遭われた他の方々とお話しをしたことはありませんが、私は怖くてその様な行為で気持ち良くなる事は二度と来ないです》と改めて性行為への恐怖感について投稿。そして、こう述べた。

《子供は好きですし、『ママ』や『お母さん』と呼ばれてみたいと思いますし、自分の子供の成長ぶりも見てみたいと思った事もありますが、レイプされた私には二度と経験できないと思います。恥を承知で具体的にお話しをしました事をお許し下さい。女性としての喜びは断たれてしまいました》

いっぽう、自身の心情を受け入れているようで《女性としての喜びはなくなりましたが、今という時間を一日一日大切に過ごす喜びを経験出来ています。幸せの形は100人いれば100通りの形があります》と綴ると、こう呼びかけた。

《今も誹謗中傷が来ましたが、私は性被害に遭われた方やいじめやDV、子供への虐待、モラハラ、セクハラ、の被害を少しでも無くさなくてはいけないと思います。被害に遭ってから動き出しても遅いのです。加害者になる前に止めなくてはならないと思います。日本がもっと重きをおいて考えて頂きたいです》

性被害を受けた若林さんの、重い後遺症ーー。Xでは《すごく辛い思いをしたのが伝わってきますよ…なんだか胸が痛い気持ちでいっぱいです》《辛く苦しい告白ですね そのような気持ちが少しでも晴れるようになるよう祈っています》《過去は消えなくても、未来は自分で作れますから、一歩ずつ志穂さんのペースで作っていって頂きたいなあと思います》と慮る声が相次いでいる。