どんな時でも言葉を『まめ日和』第405回
今でこそ随分と変わりましたが私の父がそういうタイプの罰し方をする人でした。 無視をされている間は必死になって機嫌をうかがい、謝ったり泣いたり、何が悪かったのだろうかと考えたり……生活のすべてがただの苦しい時間になってしまいます。
その無視はある日突然解除され、それをきっかけに許されたことを知るのですが、 何が悪かったのか、そして許されたきっかけがなんだったのかはよくわからないままで。 先回りして人の顔色を見ては機嫌を取る癖がついてしまったせいか私の周りにはそんなタイプの人が寄ってきやすかった。 仕事や友人関係でもそういったコントロールの手段を取る人って思った以上にたくさんいます。
我が子には絶対にそんなことはすまい、させまいと息巻いていましたが、 幸いなことにまめは私に腹を立てることがあってもきちんと話をしてくれる。 私がそれをありがたいと思う気持ちもきちんと言葉にしてまめに伝えていこう。 まめのこれからのために。