各地から桜の便りが届くなか、1日、全国で新入社員の入社式が行われ、兵庫県内の企業でも新社会人たちが新たな一歩を踏み出した。

 姫路市に本社がある精密機器メーカーの大手・グローリー株式会社には、男女合わせて81人が入社した。

 入社式で原田明浩社長は「世界中の銀行、スーパーマーケットなどにグローリー製品が展開され創業者が遠い昔に描いた『夢』が実現しています。『夢』をもってほしい、夢の達成のために情熱をもって努力してほしい」と激励した。

 新入社員を代表して加藤真希さんは、「今年は国内の紙幣が一新されるという、重要な変化を経験する年になります。また世界中でテクノロジーの進歩により日々大きく変化しています。まだ見ぬ未来へ挑戦します。「求める心」を常に抱き誠心誠意精進します。」と決意を述べた。

 入社式を終えた新入社員からは「人とのつながりを大事にした社会人になりたい。世界で活躍できる開発者になりたい」「責任の重さを実感しました。相手を笑顔にしながら仕事がしたい」という声が上がった。

 入社式後は、グローリーグループ社員としての知識と心構えの習得を目的に、12日間の合同研修を行う予定という。