ハンバーグ、カレー、肉じゃがに野菜炒め…いろんな料理に欠かせない玉ネギ。でも「主役」を務める、となるとなかなか思い付かないもの。野菜のプロに、甘くてみずみずしい新玉ネギが輝く2品を教えてもらった。

丸ごと新玉ネギのレンジ蒸し

材料(1〜2人分)
・新玉ネギ 1個(250グラム)
・スライスハム 1/2枚
・パセリ 適量
・コンソメ顆粒(かりゅう) 小さじ1/4
・塩、黒こしょう 少々
・オリーブオイル 小さじ1

①新玉ネギは皮をむき、上下の固い部分を切り落として8等分に切り込みを入れる。スライスハムは細切り、パセリはみじん切りにする。
②耐熱皿に新玉ネギを入れ、ハム、パセリの順で乗せる。コンソメ顆粒と塩を振り、オリーブオイルをひと回しする。
③ふんわりとラップをかけ、レンジ(600ワット)で5分間加熱。さらに2分間、余熱を通し、黒こしょうをふって完成。

ワンポイント!
 新玉ネギに切り込みを入れる時は、下まで切らないようにするとバラバラにならない。丸ごとレンジで加熱することで、新玉ネギ本来の甘さが引き出される。メインのおかずにもなり満腹感があるので、ダイエットにもお薦め。

辛くない!新玉ネギとトマトのサラダ

材料(2人分)
・新玉ネギ 1/2個(120グラム)
・ミニトマト 12個
・砂糖小さじ 1
・パセリ 適量
・調味料
 オリーブオイル 大さじ1
 酢 大さじ1
 しょうゆ 小さじ2
 きび砂糖 小さじ1
 塩 ひとつまみ

①新玉ネギは薄くスライスし、砂糖をまぶしてしんなりさせる。ミニトマトはへたを取り半分に切る。
②水にさらした新玉ネギ、ミニトマト、パセリと調味料を容器に入れ、あえたら完成。

ワンポイント!
 きび砂糖の代わりにハチミツでも風味が出る。新玉ネギの香りが気になる人や子ども向けには、水にさっとさらすのがお薦め。作り置きしてもよく、1日寝かせると素材に味が染み込む。

私のノウハウ

新玉ネギはずっしりと重みがあり、首の部分がきゅっと引き締まっているものを選びましょう。

 玉ネギの香りには硫化アリルという、ビタミンB1の吸収を助ける成分が含まれているので、豚肉などと一緒に食べるのもおすすめです。玉ネギや包丁を冷やしてから調理すると、目への刺激を軽減できます。

 和洋中、煮ても焼いても炒めても。あらゆる料理、調理方法でおいしく食べられる、この季節限定の新玉ネギを、ぜひ味わってみてください。