恋愛・婚活アドバイザーのこめだゆきです。これまで3500名以上の女性をサポートしてきました。

 こめだゆき かつてはネガティブで彼への依存が激しい「ブス彼女」だった筆者。自分と向き合うことで「人は変われる」を自ら体感してきた経験から、誰も教えてくれない「幸せな結婚を叶えるために重要なこと」を、相談事例を通してお伝えします。

 今回紹介するのは、27歳から婚活をしているという博美さん(仮名・35歳)のケース。婚活期間で彼氏ができたのは、28歳と30歳のとき。どちらも3ヶ月経たずにお別れしたそうです。

35歳なのに、20代向け婚活ノウハウを実践…

博美さん「前に彼ができたときと同じ方法で頑張っているので、絶対彼氏ができるって信じていたんです。その頃たくさんノウハウを勉強したし。その後、仕事でバタバタしていて、つい婚活が後回しになってしまっていました。

 でも女は年齢じゃないって、当時情報発信を参考にしていた人も言ってたので、35歳だからって結婚を諦めたくないんです」

 博美さんは過去に学んだ20代向けノウハウで勝負していました。20代の頃は通用していても、35歳には30代なりのノウハウがあるのに、アップデートされていないのです。

「LINEのレスポンスはすぐしない」「服は適度にあざとく露出」「追われる女を目指す」など、20代女性がやっていたら“頑張っていてかわいいな”と思われることでも、30代女性がやっていると、ただの小手先のテクニックだとバレてしまいます。

「女性は年齢じゃない」は確かにそうです。でも「年齢に対して等身大の自分でいること」が大事です。小手先のことをしていれば、大人なのに残念な人だと伝わるだけ。

「精神的に安定している女性」を男性は求めている

 ※イメージです(以下、同じ) 30代後半からは特に、大人な女性だから魅力的だと思われるように、等身大であることを大切にしてほしいなと思います。

筆者「正直20代は、年齢が一つの武器になります。男性は本能的に、若い女性がいいなって思ってしまうから。だからちょっと幼かったり、男性に依存したり、世間知らずだなって思われても、“20代だから”で許してもらえることもある。

 でも30代になると”大人の女性”が求められます。LINEのレスポンスのタイミングがどうとか、どうやったら追われるかとか、表面的なことで相手との関係を築こうとしてもすぐにほころびが見えてしまうんです。

 大切なのはもっと芯の部分。自分の軸をしっかり持っていて、精神的にも安定している女性を男性は求めます。“愛されたいからこうする”みたいなことをしていると、自分の首を絞めてしまいますよ」

博美さん「でも愛されたいって想いは、20代でも30代でも変わりなくないですか? わたしは35歳ですけど、やっぱり愛してほしいですもん」



“愛されてテクニック”よりも大切なこと

勢いでやってしまったLINE誤爆筆者「愛してほしいという気持ちはもちろんありますよね。でもそれ以上に“愛したい”という想いが溢れてくると、愛が循環して愛されるんです。“愛されテクニック”みたいなのは、一時凌ぎにしかすぎません。短命な恋はもう終わりにして、長く続く関係を目指しませんか?」

 それから博美さんは、知識をアップデートして35歳だからこそできる大人な女性の婚活を始めました。

 LINEのレスポンスは、相手の様子を見つつも自分が返信できるタイミングでする。服はあざとさよりも清潔感と品を意識。追われて愛される女を目指すのではなく、自分のことは自分で幸せにしている“源泉系女子”を目指す。

 そんなふうに、30代に相応しい自然な行動を心がけました。

デートでは会話のキャッチボールを楽しめるように

  そして、何よりも「自分が相手に何を与えられるか」を軸に、興味のベクトルを相手に向けるようにしました。

 今までは会話をしていても、「自分がどう見られるか」を気にしていた博美さん。そうではなくて「相手を知ろうとすること」を意識して、相手の発言をどんどん引き出しました。

 そうすると婚活で出会った同年代の男性に「20代でも素敵だなと思う女性がいたけれど、どこか幼さを感じたことがあったんです。でも博美さんは落ち着いていて、『自分が自分が』と自己主張したり、僕に合わせるとかではなく、会話のキャッチボールを楽しんでくれている感じがうれしい」と言われたそうです。

博美さん「“愛される”という意識を手放すことがはじめは怖かったです。でもゆきさんに講座で背中を押されて今までと違う行動をすると、自分が婚活のデートの段階ですごく楽しめていることに気付きました! 愛されることに意識が向きすぎるのは、自意識過剰なことなんだなって思えました」



自分の年齢に誇りをもって振る舞うことが“第一歩”

女性 婚活を長く続けていると、つい過去に学んだことのまま振る舞ってしまう人がいます。でもそれはもう通用しないということはありがちな現象です。

 特に20代と30代など年代が変わると、婚活への向き合い方が変わってくるのが自然なこと。30代だと、年齢という点だけで見れば20代より不利なのは否めません。

 でもそんな表面上の数字だけを見てくる男性ではなく、自分自身を見てくれる男性と出会いたいと思いませんか?

 自分の年齢に誇りを持って、相応しい振る舞いをすることは、素敵な男性と出会って幸せな関係を築く第一歩です。

<文/こめだゆき>

【こめだゆき】
恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki