レース終盤の大クラッシュにより赤旗終了となったスーパーGT第3戦鈴鹿。レース終了直後の暫定リザルトでは3号車Niterra MOTUL Zの優勝となっていたが、暫定リザルト改訂版ではその3号車にペナルティが下されている。

 当初77周で予定されていたレースは、59周目に23号車MOTUL AUTECH Zらが絡む大クラッシュが発生したため赤旗が掲示された。幸いドライバーは無事だったものの、レースはこの赤旗をもって終了となることがアナウンスされた。

 そしてこの時点では、今大会の義務である2度目の給油を唯一実施していなかった3号車Niterraがトップであり、暫定リザルトながら優勝とされていた。しかしレース後、1号車MARELLI IMPUL Z、14号車ENEOS X PRIME GR Supra、17号車Astemo NSX-GT、19号車WedsSport ADVAN GR Supra、36号車au TOM'S GR Supra、37号車Deloitte TOM'S GR Supra、38号車ZENT CERUMO GR Supra、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra、64号車Modulo NSX-GT、100号車STANLEY NSX-GTという10台9チームから3号車に対する抗議が提出された。

 大会審査委員会は、この講義を受理。20時30分付の公式通知にて「審議の結果、当該抗議を正当と認めた」とした。

 これを受けて20時40分には、暫定リザルトの改訂版が発行された。それによると、3号車は決勝レース中に2回の給油を行なわなかったことに対し、競技結果に60秒加算されて4位に降着。19号車WedsSportの繰り上がり優勝に訂正された。

 同リザルトには3号車へのペナルティについて「決勝レースが赤旗中断・中止により2回の給油義務が行えなかった為、ピットイン+給油相当時間を60秒とした」とされている。