F1日本GPでのフロアアップデートは“鈴鹿向け”ではない? しかし角田裕毅はRB今季マシンの特性変化にポジティブ「昨年のようなアンダーステアは解消されるはず」
F1日本GPでのフロアアップデートは“鈴鹿向け”ではない? しかし角田裕毅はRB今季マシンの特性変化にポジティブ「昨年のようなアンダーステアは解消されるはず」
前戦オーストラリアGPで7位入賞を果たした勢いそのままに、自身初となる母国GPでの入賞を目指す角田。その日本GPに向けてRBはフロアをアップデートしてきている。チーム代表のローラン・メキーズはフリー走行1回目で旧型フロアとの比較を行なうだろうと、F1 Tokyo Festivalのトークショーで明かした。角田は新型のフロアを使うとのことで、今回FP1を走る岩佐歩夢が旧型の確認を行なう可能性が高そうだ。
このフロアのアップデートについて角田は「さほど大きなものではないですが、どちらかというと低速寄り(低速域に焦点を当てたアップデート)なので、鈴鹿にはそれほど合っているアップデートではないのかなと思っていますし、大きく差が見えるアップデートではないかなと思っています」と説明した。
ただ角田は、今季のRBのマシンは中速域が改善されており、マシンのキャラクター的には昨年の日本GPで苦しんだアンダーステアにも悩まされないのではないかとポジティブなコメントであった。
「中速域が大きく上がっていると思います」
「高速域はそこまで上がっていませんが、例えばハンドルを曲げた時にどのくらい曲がるかなど、そういったクルマのキャラクターは変わったので、そこが鈴鹿にどう作用するか……ポジティブな方向にいくとは思います」
「去年はどちらかというと曲がりにくかったイメージで、レース後半にかけてフロントタイヤがスライドして熱を持ち始めてアンダーステアになる傾向でしたが、それは解消されると思います」
また角田は、今季から日本GPが春開催となることによるコンディションの違いについて「気温が低いとタイヤにダメージを与えやすいですし、去年のクルマよりもグリップがあるのでタイヤの消耗も違います。その辺りを練習走行で確認しながら、戦略を決めたいですね」と述べた。