MotoGP第3戦アメリカズGPのMoto2クラス予選は、アロン・カネット(Fantic Racing)がポールポジションを獲得した。

 Moto2クラスには小椋藍(MT Helmets - MSI)と佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)のふたりの日本人ライダーが参戦。ただ今シーズンからMoto2クラスへ昇格した佐々木は、第2戦ポルトガルGP後に腕上がりの治療のために手術を受けており、アメリカズGPは術後の経過からドクターストップがかかってしまい、欠場することになった。

 小椋は順当に予選Q2への直接進出を果たしており、上位グリッド獲得が期待された。

 ポールポジションを争う予選Q2が始まると、序盤に好タイムを記録したのはバリー・バルタス(RW Racing GP)。2分8秒261で暫定トップとした。

 カネットがそれを超える2分8秒013を記録して暫定トップが入れ替わった後、小椋もアタックをまとめて2分8秒509の自己ベストを記録。ただ僅かなタイム差の中に多くのライダーが並んでおり、小椋は8番手に留まった。

 Q2終盤のアタックではフェルミン・アルデゲル(SpeedUp Racing)が2分7秒740をマーク。この暫定トップタイムは塗り替えられないかとも思われたが、最後のアタックでカネットが2分7秒631を記録。ポールポジションはカネットとなり、2番手アルデゲル、3番手セルジオ・ガルシア(MT Helmets - MSI)というフロントロウの並びとなった。

 小椋はQ2終盤に自己ベスト更新ラップを刻んだものの、その更新幅は僅かなものに留まり上位に食い込むほどではなかった。そしてライバル達がよりタイムを縮めた結果、小椋は予選を17番手で終えた。