大型連休直前。旅行先や帰省先などで、子どもが思わぬけがをする危険が潜んでいます。

「この紐なんだろう?」

 子どもが興味を示すのは、台所で垂れ下がる電源コード。万一、コードを引っ張ってしまうと電気ポットが落下してしまいます。

 製品評価技術基盤機構NITEは「子どもが屋内でやけどなどを負う事故」に注意が必要としています。

 0歳から6歳までの子どもが様々な製品に関連する事故は、5年間で73件、そのうち約7割が屋内での事故だということです。

 なかでも、固定されていないたんすや引き出しなどによじ登り、家具の下敷きになってけがをしたり、扉の隙間に指をはさむケースも。屋内におけるけがの中でも「外傷」が最多で、半数近くを占めました。

 また、カーテンのひもで遊んでいた子どもの首に、ひもが引っ掛かり、死亡したケースも確認されています。

 NITEは、子どもの事故を未然に防ぐために、旅行先や親戚の家でも危険がないかを点検する「おうちパトロール」を呼びかけています。

 思わぬ子どものけがにつながる危険が潜んでいるので、注意が必要です。