富山県立山町の中山間地域・東谷地区にある昆虫王国立山「立山自然ふれあい館」の春の昆虫展が、20日に開幕する。今年は世界のカブトムシやクワガタムシをこれまで以上に充実させ、初公開の種類も登場。同地区は昨年夏に白岩川豪雨被害で甚大な被害を受けており、同館は「多くの人に来場してもらい地区を元気づけたい」と語る。

 今回から町内のブリーダーと提携し、珍しい種類の飼育に力を入れた。目玉は初公開の「エレファスゾウカブト」と「ネプチューンオオカブト」。一緒に写真撮影できるコーナーも設け、迫力の巨体がファンの目をくぎ付けにしそうだ。

 21日は春まつりも開き、カブトムシの幼虫をプレゼントする抽選会や地元の農産・加工品販売など多彩なイベントで盛り上げる。同館は数年間休止していた飲食店も再開し、地元特産ラ・フランスを使ったシェイクなどを販売する。

 春の昆虫展は6月16日まで。