兵庫県姫路市などで忍び込みを繰り返したとして、同県警捜査3課と姫路署は17日までに、住居侵入と窃盗などの疑いで神戸市中央区、建設業の男(54)を逮捕、送検した。同県と京都府で昨年10月〜今年1月、常習累犯窃盗罪で公判中の6件を含む27件、総額約220万円相当の被害を確認したという。

 起訴状などによると男は昨年10月7日未明、姫路市福沢町の民家から現金約13万円を、同市琴岡町の民家から現金約11万円を盗むなどしたとされる。調べに、「生活費や飲食代を得るために泥棒で稼ごうとした」と容疑を認めているという。

 捜査3課によると、男は2階建てで防犯カメラが付いていない民家や事務所を探し、無施錠の窓などから侵入。寝ている住人に見つからないよう、「2階は絶対に物色しなかった」と供述しているという。