413日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、「リラックマ」や「すみっコぐらし」といった人気キャラクターを生み出し続けているサンエックスを特集。その巨大な市場規模や新キャラクターを開発する上でのポイントなどに迫りました。

 今回の番組は「キャラクター&グッズ&動物“かわいい”の裏側」と題して、世間と人を動かす“かわいい”の裏側をのぞき見。

 流行の発信地・PLAZAには、世の中に次々かわいいグッズを送り出すスゴ腕バイヤーたちの存在が。さらに、なでるだけじゃない驚きのサービスが楽しめるネコカフェから、スコティッシュフォールドのもちまる・はなまる兄弟の日常を紹介し人気となっているYouTubeチャンネル「もちまる日記」(20243月時点でチャンネル登録者数215万人)まで、とにかくかわいい数々を紹介しました。

 かわいいものの代表格と言えばキャラクターですが、その群雄割拠の業界で長年トップランナーとして走り続けているのがサンエックス。1932年に紙製品を扱う会社として創業し、1979年からオリジナルキャラクターの制作をスタート。今では1000を超えるキャラクターを取り扱っています。

 1998年に「たれぱんだ」、2000年に「こげぱん」、2001年に「アフロ犬」、2003年に「リラックマ」など、出すキャラクターは続々ヒット。

 現在、特に小学生以下の女の子たちがハマっているのが「すみっコぐらし」で、2012年に誕生すると、3度にわたり映画化されるほど人気に。電車やカフェなどで“できるだけすみっコな席を確保したい”、“すみっコにいるとなぜか落ち着く”という思いを具現化したキャラクターです。

 そんなサンエックスの本社に潜入すると、ショールームには大成功を収めた人気キャラクターたちのぬいぐるみがズラリ。広報室の和田くるみさんは「私たちはよくタレント事務所に例えるんですが、売れっ子のタレントを育てていくような、マネージャーになってキャラクターを成長させていく感覚になることもありますね」と笑顔を見せていました。

 一躍売れっ子キャラクターともなるとその市場規模はケタ違いで、リラックマは15年以上もの長きにわたり年間300億円以上をキープし、まさに不動の人気。すみっコぐらしも2022年度はなんと年間で600億円以上と、けして隅になど置けない稼ぎっぷりです。

 サンエックスには約40名のデザイナーが在籍していて、オリジナルキャラクターのデザインを日々考えているとのこと。キャラの性格や設定を細かく考えるプランナーと共に何度も打ち合わせを繰り返し、完成を目指すのだそうです。

 和田さんはすみっコぐらし誕生の経緯について「社内コンペで上がって来たキャラクターなんですが、デビューを決める社員投票で実は約半数が反対していました。ネガティブなキャラクターというところで、意見が割れた形です」と裏話を披露。

 しかし結果的に、すみっコぐらしはサンエックスとしてこの10年で最大のヒットキャラに。そこには大切にしているヒットの法則『かわいい×共感』がありました。

「例えば、しろくまは寒がりで北から逃げてきている子で、ねこは体型を気にしていてやせたくて運動してみるんですけど、それでもやっぱり変われない自分というのに落ち込んでいる子なんです」と和田さんは説明。

 かわいさの中にも、緻密にキャラ設定された“共感できるポイント”があるからこそ、サンエックスの人気キャラクターたちはファンの心をつかみ、長年にわたって愛され続けていたのでした。

(関西テレビ413日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)


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