欧州日産は、「キャシュカイe-POWER」の特別仕様車を発表しました。「ブラック エディション」と名付けられたこのモデルは、どのような仕様なのでしょうか。

ブラックと組み合わせた3色のボディカラーを設定

 日産の欧州部門は2023年6月1日、クロスオーバーSUV「キャシュカイ e-POWER」の特別仕様車「ブラック エディション」を発表しました。

 ブラック エディションという名の通り、各所にブラックのパーツを採用。外観は、パールホワイトまたはセラミックグレーのボディカラーにはブラックルーフ、ブラックのボディカラーにはグレールーフが組み合わされます。

 また、ブラックの5本スポークホイールが全車に装着され、足元をダークに引き締めました。

 フロントドアを開けると、「QASHQAI」のロゴ入りのキックプレートを装備。フロントガラスにはヘッドアップディスプレイが設定されます。

 さらにオプションとして、フルLEDライトやアダプティブドライビングビーム(走行状況に応じてヘッドライトの照射パターンを調整)、スマートフォンのワイヤレス充電パッドなどを含む「テック&コネクトパック」や、パノラミックルーフやルーフレールを含むオプションパック、フロントシートヒーターやステアリングホイールヒーター、ウィンドスクリーンヒーターが付いた寒冷地仕様の「コールドパック」が用意されました。

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 キャシュカイに搭載されるe-POWERは、可変圧縮比機構を搭載し156馬力を発揮する1.5リッター3気筒ターボエンジンで発電し、インバーターを介して高出力バッテリーパックへの給電し電気モーターの駆動。走行シーンに応じてその両方を同時におこなうユニークなものです。

 e-POWERの特徴は、車輪が電気モーターのみによって駆動するため、バッテリーEVのように応答が瞬時かつリニアであることです。

 一方、バッテリーEVのようにプラグを差して充電する必要がなく、従来のハイブリッドシステムに変わるパワートレインとして期待されています。