2024年3月18日、トヨタの南アフリカ法人は、SUV「フォーチュナー」のマイルドハイブリッド仕様「フォーチュナー 48V」を発売しました。

エコなトヨタ新型「フォーチュナー 48V」誕生

 2024年3月18日、トヨタの南アフリカ法人は、SUV「フォーチュナー」のマイルドハイブリッド仕様「フォーチュナー 48V」を発売しました。

 フォーチュナーは、トヨタが海外で展開する3列シート7人乗りのSUV。基本コンポーネントをピックアップトラックの「ハイラックス」と共有しており、頑丈で耐久性に優れたラダーフレーム構造と、4WDシステムにパートタイム式を採用しているのが特徴です。

 初代は2004年にデビュー。2015年に2代目となり、2023年の大幅改良でフェイスリフトや安全装備の拡充が図られ、現在に至っています。

 南アフリカでは幅広い層に支持され、中型SUVセグメントにおける市場シェアはトップの約40%です。

 今回発表された48Vは、2.8リッターディーゼルエンジン(最高出力204ps/最大トルク500Nm)に、モーター機能を持たせたオルタネーター(モータージェネレーター)と電圧48Vの小型リチウムバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド車(MHEV)です。

 モータージェネレーターは16psの出力と65Nmのトルクで、エンジンをアシストするほか、回生ブレーキなどと合わせ、燃費効率5%向上に貢献します。

 また、防水設計により最大渡河水深は純エンジン仕様と同じ700mmとなっています。

 内外装デザインは、バックドアに貼られる「48V」を除いて基本的に純エンジン車と同じ。ボディサイズは全長4795mm×全幅1855mm×全高1835mm、ホイールベース2745mmとなっています。

 価格は2WDが83万4800ランド(約670万円)から、4WDが91万8600ランド(約735万円)から。純エンジン車より7万〜8万円程度高くなっています。