重厚感のあるトヨタ「ハイエース」が中古車販売サイトに掲載されて話題になっています。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

全方向、迫力ある凝った造形の特別設定カラーのハイエース

 レジャーや仕事など幅広い用途で長年愛され続けているのがトヨタ「ハイエース」です。
 
 アフターパーツも豊富でカスタムベースとしても高い人気を誇りますが、そんなハイエースの迫力あるフルエアロの特別設定カラーが中古車販売サイトに掲載されて注目を集めています。

 ベースのモデルとなっているのは、新車未登録のハイエースバンでグレードは人気の高いスーパーGLです。

 スーパーGLはイージークローザーやリモコンドアミラーなど、内外装や快適装備を充実させたグレードとなっています。

 パワートレインは、トルクと耐久性に優れた2.8リッター直列4気筒のクリーンディーゼル車。

 2004年に発売された200系ハイエースは通算9度の改良を繰り返し、現在でも現役モデルとして幅広い層に支持されています。

 ミニバンを超える広大な居住空間は、送迎や配送業だけでなく釣りや車中泊などアウトドアユースにも適したクルマといえるでしょう。

 また、シンプルながらもモダンなデザインはカスタムベースとしてもすぐれており、アフターマーケットからも多くのパーツがリリースされています。

 さらにプラットフォームやパワートレインの耐久性に優れており、2004年に誕生した1型や30万Km以上走行した個体が未だ現役で利用されていることも珍しくありません。

 このような魅力が豊富なハイエースに独特なデザインとカラーリングにカスタマイズしたのが「KSファクトリー ハイエース福岡店」が取り扱う「スティンガー ハイエース」です。

 エクステリアは、S.A.Dカスタムジャパンのスティンガーフルエアロに換装されています。

 スティンガーエアロは造形が深いのが特徴で、メッシュダクトや4本出しのマフラーと組み合わされ、さらに迫力が倍増しています。
 
 また、ランプ類はLEDテール、シーケンシャルウインカーに換装済みです。

 ほかにもブラック塗装されたドアハンドルやイエローブレーキキャリパーカバー、スケルトンフューエルリッドカバーなど、細部までカスタマイズされています。

 さらにアルミホイールは高強度の鍛造ホイールであるRAYS製18インチTE37SBに換装されており、ローダウンと組み合わせることでスポーティーなドライビングを実現しました。

 そして鮮やかなレッドのカラーリングは再塗装ではなく、トヨタにオーダーした純正の特別設定車になっています。

 インテリアは純正の良さをそのまま活かし、デジタルインナーミラーと大画面モニターの装着にとどまっています。

 このようなこだわりが凝縮された特別選定カラーのオリジナルハイエースですが、カスタムについてKSファクトリー ハイエース福岡店の担当者は次のように話します。
 
「当店の看板となるような、お客様の目を惹くかっこいい車を作りたいと思ってこの車両のデザインを作りました。

 元々赤色の車でしたが、天井や前のフィラーなど、部分部分で黒く塗装しており、エアロの塗り分けにはこだわりました。

 また、アクセントとなるようにステッカーを貼りました」

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 今回のオリジナルハイエースは、車両本体価格639万5000円(税込)にて取り扱われています。
 
 200系ハイエースのカスタムやコンプリートを得意とするKSファクトリー ハイエース福岡店ですが、今後は他のモデルでも同様のカスタムを展開する予定だと言います。