三菱「新型SUVミニバン」実車登場! ゴツ黒グリル&野生グリーンがカッコイイ! 最上級の「エクスパンダークロス」比で出現

ゴツ黒グリル&野生グリーン

 三菱のフィリピン法人は、首都マニラで2024年4月4日から開催されたマニラ国際モーターショー2024で、新型「エクスパンダークロス」の実車展示を行いました。

 マニラ国際モーターショーは2005年から開催されているイベントで、今回で19回目。2万6500平米の広さの会場に208台の展示が行われ、14万9000人の参加者を集めています。

 エクスパンダークロスは、3列シート・7人乗りのクロスオーバーミニバンとして2019年にデビューしました。従来のコンパクトミニバン「エクスパンダー」をベースに、SUVらしい力強さと高い走行性能、快適な乗り心地を実現。同シリーズでは最上級モデルに位置付けられています。

 フィリピン市場へは2020年に投入されています。他にもインドネシアやタイ、ベトナムなどで展開されていますが、日本市場での展開はまだありません。

 ボディサイズは全長4500mm×全幅1800mm×全高1750mm、ホイールベース2775mmと比較的コンパクト。エクステリアは、2023年のマイナーチェンジで、分岐するランプデザインやブラックグリルなどフロントのデザインを一新し、より力強い印象が際立っています。インテリアも、ダッシュボードやサイドドアパネルなどがより洗練されたデザインに。

 パワートレインは、最高出力105馬力・最大トルク141Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載し、駆動系は4速ATモデルが設定されています。

 ボディカラーは「サンライズオレンジ」「クオーツホワイト」「ブレードシルバーメタリック」「グラファイトグレー」の4色がラインナップされています。

 販売価格は132万8000フィリピンペソ(約359万円)からです。

 今回展示されたのは、そのエクスパンダークロスに、2023年10月に追加された新たな特別仕様「エクスパンドエディション」。

 基本モデルに比べ、レジャーアクティビティで楽しめる特別モデルとなっています。目玉は特別カラーの「グリーンブロンズメタリック」で、自然に溶け込んだ渋い配色。ほかにバンパープロテクターやリア下部の専用ガーニッシュ、より深いテールゲートスポイラーなどのカスタマイズも可能です。

 レジャーにも適したワイルドなスタイルをふまえ、現地での展示スタイルは、ルーフラックにキャンプテントを装着し、クルマと一体化したキャパシティーの広いキャンプサイトを展開できるようになっています。特別な装飾として、側面に「オーバーランドキングス(悪路の王様)」という文言も描かれています。

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 三菱は今回のイベントで、ほかにもピックアップトラック「トライトン」やSUV「モンテロ」などを出展していました。