ゴールデンウイークは東京湾アクアラインで大渋滞が発生します。最大3時間半近くにもおよぶ渋滞はいつ発生し、逆にいつ空いているのでしょうか。

アクアラインのGW渋滞 抜けるのに3時間以上も!?

 まもなく迎える大型連休「ゴールデンウイーク」。

 2024年のGWは「4月27日(土)から3連休、平日3日を挟んで、5月3日(金祝)から4連休」という形です。

 気になるのが高速道路の大渋滞です。その中でも、特にひどい渋滞が起きるのが、都心側から房総半島へ直結する「東京湾アクアライン」です。

 NEXCO東日本が渋滞予測を発表しています。東京湾アクアラインは、いつから渋滞が始まって、いつどこが渋滞がひどくなるのでしょうか。

 アクアラインは「朝は木更津方面、夕夜は東京方面」が混むという鉄壁の法則があります。特に夕夜の東京方面は、年がら年中渋滞している様相。これをふまえて、混雑する13〜20時は通行料金が「普通車1200円」と、通常の1.5倍の割高に設定されているほどです。

 これに加えて、GWはさらに渋滞が激化します。

【4月26日(金)】
 連休前の最後の平日。東京方面のいつもの夕方ラッシュのみで、特段の渋滞は起きないと予測されています。

【4月27日(土)】
 連休1日目。木更津方面が、6時〜13時に渋滞します。渋滞は最大11km・30分で、ピークは7時台となる見込みです。東京方面は、いつもの夕方ラッシュ程度になりそうです。

【4月28日(日)】
 連休2日目。木更津方面は、5時〜13時に渋滞します。渋滞は最大9km・50分。東京方面は14時から渋滞がはじまり、16時〜21時がピークとなる予測です。

【4月29日(月祝)】
 連休3日目。「GW前半の3連休」の最終日で、5時〜14時に渋滞します。木更津方面は、東海JCT・東扇島から渋滞が延々と連なることとなり、ピークは9時〜13時で、最大15km・165分もの大渋滞となる見込みです。

 帰りの東京方面は、13時から渋滞がはじまり、15時〜20時がピークとなる予測です。

「GW後半」はさらに地獄の大渋滞に!?

【4月30日(火)・5月1日(水)・5月2日(木)】
 3連休が開けて、平日が3日間挟まります。木更津方面は、真ん中の5月1日だけ、朝から昼まで渋滞が予想されています。ピークは11時台で、羽田空港あたりから渋滞が連なっていきそうです。

 帰りの東京方面は、いつもの夕方ラッシュとなる見込みです。

【5月3日(金祝)】
 GW後半の4連休がはじまり、アクアラインの大渋滞もさらに激化。木更津方面の渋滞は大井JCT・大黒JCTあたりまで達する見込みで、早朝から昼までずっと大渋滞。最大19km・3時間20分にわたって「ピクリとも動かない」状態になる予測です。この時間帯だけは避けたほうがいいかもしれません。夕夜は特段の渋滞は見られません。

 帰りの東京方面は、いつもの夕方ラッシュと同程度の渋滞になりそうです。

【5月4日(土祝)】
 4連休は2日目。前日と同様、木更津方面は朝から昼までずっと大渋滞。渋滞は最大17km・165分と予測されています。渋滞は臨海副都心入口から連なりはじめるという、まさに無間地獄のような様相になりそうです。

 東京方面は14時から渋滞がはじまり、16時〜21時がピークとなり、最大15km・45分の混雑が予測されています。渋滞は24時頃まで続きそうです。

【5月5日(日祝)】
 4連休は3日目。木更津方面はやはり朝から昼までずっと大渋滞です。渋滞は最大12km・155分と予測されています。東海JCT・東扇島あたりから渋滞が連なっていきそうです。

 東京方面は前日と同様、夕夜に最大15km・45分の混雑が予測されています。

【5月6日(月祝)】
 4連休の最終日は特段の激しい渋滞はなさそうです。東京方面でいつもの夕方ラッシュと同程度の渋滞になるくらいでしょう。

※ ※ ※

 今年のGWは「前半3連休・後半4連休」と完全分断されるスケジュールで、予測では「後半4連休」に交通が特に集中すると見込まれています。

 アクアラインでも、木更津方面は、後半4連休ずっと激烈な大渋滞の見込み。とはいえ各日、夕夜は空いています。東京方面は「いつもの夕方渋滞」の状況。

 つまり、「房総方面へ夕夜に入って、東京方面への帰りは、午前中に通行する」のが、GWながら渋滞を避けられるスケジュールと言えるでしょう。やはり「分散」が重要で、「大多数の行動パターン」を外す工夫で、「意味のないイライラする数時間」を車内で過ごすことは避けられそうです。