トヨタは「2024年3月期 連結決算」を2024年5月8日に発表しました。

日本企業初!トヨタが“営業益5兆円”突破!

 2024年5月8日にトヨタは「2024年3月期 連結決算」を発表しました。

 2024年3月期 連結決算は2023年4月から2024年3月まで1年間のものです。

 売上高は45兆953億円(前年同期比21・4%増)となり、営業利益は5兆3529億円(前年同期比96・4%増)となったことを明かしています。

 これは日本企業では初めての快挙となります。

 コロナや半導体不足、資材高騰などネガティブな要因の沈静化と同時に、ステークホルダー(仕入れ先も含めた生産、物流、販売、サービスなど)と共に築いてきた「商品と地域を軸にした経営」の土台が固まってきたことにより、増収増益となったといいます。

 トヨタは「商品を軸とした経営と、その街一番のクルマ屋になる地域軸経営により、強固な収益基盤を確立してきました。また電動化の推進による財務基盤の強化、働き方の変革とAIを活用したシステム導入などの新たな仕組みづくりにより、過去数年と異なり事業環境を安定化し、地道に積み上げてきた収益化構造の取り組みの成果が大きく表れました」と説明。

 また25年3月期見通しの営業利益は4.3兆円とし、「未来への人的資本や成長領域に投資を加速させつつ、モビリティカンパニーへの変革に向けての活動を進めていく」としています。

 なおトヨタとレクサスを合わせた世界販売台数については、24年3月期の944.3万台(前年同期比7%増)となり、25年3月期見通し台数は950万台に上方修正すると発表しました。