三菱のインドネシア法人は2024年5月8日、「パジェロスポーツ」に新たな特別仕様車を設定したと発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

黒感高めた新型「パジェロスポーツ」誕生

 三菱自動車(以下、三菱)のインドネシア法人は2024年5月8日、現地生産のミドルサイズSUV「パジェロスポーツ」に新たな特別仕様車を設定し、800台限定で発売すると発表しました。

 パジェロスポーツは、三菱の黄金時代を支えた本格SUV「パジェロ」で培ったオフロード性能や信頼性を継承するミドルサイズSUV。

 ルーツはパジェロの派生モデルとして1996年に日本で生産、販売が始まった「チャレンジャー」です。

 三菱が車種整理や海外戦略を進めるに伴って、生産、販売の中心はASEANへシフトし、車名もパジェロスポーツになりました。

 現行モデルは、2015年に登場した3代目にあたり、80か国以上で販売されています。

 トラック譲りの頑丈なラダーフレーム構造を採用。エクステリアは最新のフェイスデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を中心に、先進性と力強さを表現しています。

 ボディサイズは全長4825mm×全幅1815mm×全高1835mm、ホイールベース2800mm。乗車定員は2-3-2の7人乗りです。

 今回発表された特別仕様車「エリート リミテッド エディション」は、ボディカラーを既存のパールホワイトとしながら、グリル、ルーフ、バンパーロアプロテクター、リアスポイラー、ホイールなどにブラックの塗装を施すことで、全体が引き締まった印象となり、スポーティな個性をより引き立てています。

 ベース車は最高出力181ps/最大トルク430Nmの2.4リッターディーゼルエンジンを搭載する主力グレード「ダカール」(2WD・8速AT)。

 プレミアムオーディオシステムが追加装備されています。エリート リミテッド エディションの価格は、ベース車より600万ルピア(約5万8000円)高の6億4140万ルピア(約625万円)です。