トヨタのオーストラリア法人は2024年5月10日、同市場で新型「カムリ」を2024年後半に発売すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

お求めやすい価格になる新型「カムリ」の発売時期を発表

 トヨタのオーストラリア法人は2024年5月10日、同市場で新型「カムリ」を2024年後半に発売すると発表しました。

 カムリは1980年、「セリカ」の4ドアセダンバージョン「セリカカムリ」として登場。

 当初はFRレイアウトでしたが、1982年のフルモデルチェンジでFFレイアウトとなり、その広い室内などが高い支持を得て、アメリカをはじめ世界各国へ輸出されるようになりました。

 日本での生産、販売は2023年に10代目をもって終了となりましたが、海外の市場では11代目となる新型が発表されており、ロングセラーモデルとしての存在感を示し続けています。

 新型カムリの基本スタイルはオーソドックスな4ドアセダンながら、最近のトヨタ顔を象徴するコの字ライトの「ハンマーヘッド」デザインを採用。スポーティで先進的な印象となっています。

 ボディサイズは従来型とほぼ同等の全長4915mm×全幅1840mm×全高1450mm、ホイールベース2825mm。

 オーストラリアではこれまでガソリン車とハイブリッド車の2つの仕様が展開されていましたが、2024年後半に発売される新型からハイブリッド車のみとなります。

 排気量は従来型と同じ2.5リッターながら、多岐にわたって見直された新世代のものに進化しており、バッテリーも従来のニッケル水素からリチウムイオンに変更されます。

 グレードは従来の4タイプから3タイプとなり、最上級グレードの装備は高級車並みに充実したものとなります。

 価格は未定。同社関係者は「カムリはお求めやすい中型セダンとして根強い人気があります。新型がハイブリッド専用車に移行するのは、ハイブリッド人気を反映させたものです」と述べています。