スズキのオーストラリア法人は2024年5月15日、コンパクトSUV「ジムニーXL」に新たな“ヘリテージ仕様”を設定し、同市場で発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。

新型「ジムニー“XL”ヘリテージ」登場

 スズキのオーストラリア法人は2024年5月15日、コンパクトSUV「ジムニー」の5ドアモデルに500台限定の“ヘリテージ仕様”を設定し、同市場で発売しました。

 ジムニーは1970年の発売以来、国内外で多くのファンに愛され続けている世界最小クラスの本格四輪駆動車。その人気をさらに加速させているのがインドで生産されている5ドアモデルです。

 5ドアモデルは日本未導入ながら、昨年の生産開始以来、アフリカや中南米などに輸出を広げ、新たなファン層を開拓しています。

 ボディサイズは全長3965mm×全幅1645mm×全高1725mm×ホイールベース2590mm。3ドアモデルと比べると乗車定員は4名と同じですが、全長とホイールベースが長くなっている分、後席の足元空間が広くなっています。

 パワーユニットは、3ドアモデルと同じ1.5リッターガソリンエンジンで、最高出力102hp/最大トルク130Nmを発生します。ギアボックスは5速MTまたは4速AT、4WDシステムはパートタイム式です。

 オーストラリアの5ドアモデルはサブネーム「XL」が付きます。そのXLをベースに、レトロなグラフィックのサイドデカール、赤いマッドフラップを追加装備したのが今回新発売された「ジムニーXLヘリテージ」です。

 9インチインフォテインメントタッチスクリーン、リバースカメラを標準装備としたほか、専用のカーゴトレイが付きます。

 ボディカラーはホワイトパール、アイボリーメタリック、グレーメタリック、ジャングルグリーン、ブルーイッシュブラックパールの全5色。価格はベース車より1500オーストラリアドル(約15万円)高い3万6490オーストラリアドル(約375万円)。500台限定での販売となります。

 なお、今年3月に300台限定で発売された3ドアモデルのヘリテージ仕様は2日間で完売しました。