高知県四万十市のトンボ自然公園が“生物多様性の保全が図られている区域”として環境省から「自然共生サイト」に認定されました。

四万十市のトンボ自然公園は、トンボが生息しやすいよう園内に池や小川などが設けられ、多彩な草花や木が植えられています。トンボの保護区としての役割を果たしていて、現在、希少な種類も含め81種類のトンボの生息が確認されています。

このほど、『民間などの取り組みで生物多様性の保全が図られている区域』として環境省が認定する「自然共生サイト」に認定され、27日、公園を管理する公益社団法人に認定証が渡されました。人が手を加えて環境を整備することで、トンボだけでなく多くの生き物が生息し、子どもの環境学習に活用していることなどが評価されました。

(トンボと自然を考える会 杉村光俊 常務理事)
「トンボ自然公園を通じて生き物と触れ合う面白さや楽しさを改めてみなさんに知っていただきたい、そういう活動をしていきたいです」

このほか県内では、三菱商事が安芸市で行っている森林保全活動『千年の森』も認定されました。