春休みを利用して、高知市で子どもたちのテニス合宿が行われました。「次会うときは、全国で」。高知県内外から集まった41人がそんな約束を交わし、テニスで交流しました。

26日、高知市のテニスコートに高知・兵庫・香川のテニススクールに通う小学生から高校生までの41人の子どもたちが集まりました。テニススクール同士の交流をきっかけに始まった合宿で、コロナ禍で4年ぶりの開催です。テニスの技術向上はもちろん、いつもと違う環境での練習や試合で、精神的な成長も目的としています。子どもたちは実戦形式の練習に真剣な表情で取り組み、それぞれが大きな刺激を受けていました。

(追手前高校2年 島崎彪牙さん)
「兵庫や香川の選手と対戦することがないので、すごく自分のスキルアップにつながる練習だと思います。コートの中では敵同士だったとしてもコートを離れてからは一緒に話す友達になるので、コミュニケーションの取り方を学ぶことができた」

兵庫からは、全国的に注目される選手も参加しました。小学6年生の玉木翔大(たまきはると)さん。元プロテニスプレイヤー、松岡修造さんが行っている選手の育成プログラム、「修造チャレンジ」にも参加したことがあり、今年9月からはアメリカにテニス留学をする予定です。将来、プロとしての活躍が期待されています。

(兵庫から参加 小学6年 玉木翔大さん)
「交流の中で高知の子とも仲良くできて、楽しく充実したプレーができたと思います。周りの人から見ても『おもしろい、この人は将来性がある、応援できる』と思われる選手になりたいです」

(TASU−club(兵庫)中山輔 代表)
「ホームコート以外でプレーすることは新鮮だと思うので、子どもたちの表情すごく明るいですし、高知の食事もすごく美味しいみたいで、指導者として連れてきてよかったと思います」

(SKOPテニスガーデン 山内俊哉 代表)
「また4月から試合が始まるんですけど、モチベーションが上がるような表情が見られたと思います」

「次会うときは、全国大会で」。この言葉を合言葉に、子どもたちはテニスに打ち込んでいます。