高知市は高知県内で初めて、公共の施設に愛称を付ける「ネーミングライツ」の募集を6月から始めます。

ネーミングライツとは、施設などに企業名や社名ブランドをつけることができる命名権です。10日の定例会見で高知市の桑名龍吾(くわな・りゅうご)市長が県内で初めて、ネーミングライツを募集すると明らかにしました。対象は高知市文化プラザや中央公園など高知市にある34の公共施設を予定してて、6月3日から7月末まで募集します。「かるぽーと」や「わんぱーくこうち」といったすでに愛称が親しまれている施設はそれを残したままにするということです。金額は施設によって年間10万円から数百万円。愛称は10月から使用される予定で、対象の34施設全てが決まれば年間で3000万円の税収となり、施設の維持、管理費用にあてられます。

(高知市 桑名龍吾 市長)
「今まで使っていた名前が無くなるような形にはしないので、ご理解をいただきたい。新たな名前、冠が付いた時には、それを親しんでもらいたい」

高知市は対象外の市の施設でも希望があれば対応するとしていて、具体的な応募方法は5月下旬に発表するということです。