任天堂が9日発表した2023年3月期連結決算は、売上高が前期比5.5%減の1兆6016億円、純利益は9.4%減の4327億円だった。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売台数が低迷し、減収減益となった。

 主力商品のスイッチは、ゲーム機本体の販売台数が前期比22.1%減の1797万台にとどまった。半導体不足で生産に影響が出たことに加え、需要面でも年末商戦が不調だったことが響いた。ゲームソフトの販売本数は前期比9.0%減の2億1396万本だった。

 24年3月期の連結業績予想は、売上高が9.5%減の1兆4500億円、純利益は21.4%減の3400億円とした。