1日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=139円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比17銭円安ドル高の1ドル=139円91〜92銭。ユーロは15銭円安ユーロ高の1ユーロ=149円29〜33銭。

 米議会下院が連邦政府の債務上限の効力を一時的に停止する法案を可決。デフォルト(債務不履行)回避を意識した安堵感から、リスクを取る動きが出てドルが買われた。朝方は米国の利上げ観測が後退し、日米の金利差が縮小するとの見方が広がり、円を買ってドルを売る動きが先行した。

 市場では「週内に発表される米国の経済指標を見極めたいとの思惑から、大きな動きは乏しかった」との声があった。