【ニューヨーク共同】8日の欧米外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=146円48銭と約1カ月ぶりの円高ドル安水準を付けた。

 朝方発表された2月の米雇用統計で失業率が前月から悪化し、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始観測が強まった。日米金利差の縮小が意識され、円買いドル売りが広がった。

 ニューヨーク外国為替市場は午後5時現在、前日比96銭円高ドル安の1ドル=147円04〜14銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0935〜45ドル、160円79〜89銭。

 日銀が3月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除するとの見方が出ていることも円高ドル安の流れを後押しした。