【ニューヨーク、シドニー共同】20日のシドニー外国為替市場は円が対ドルで売られ、一時1ドル=151円台前半に下落した。昨年11月中旬以来の円安ドル高水準。

 日銀は19日の金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決定したが、植田和男総裁の発言などから今後も緩和的な金融環境が続くとの見方が広がった。日米の金利差が開いた状態が続くことが意識され、円売りドル買いが膨らんだ。

 19日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午後5時現在、前日比1円73銭円安ドル高の1ドル=150円82〜92銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0861〜71ドル、163円88〜98銭。