5日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落し、節目の3万9000円を割り込んだ。終値は前日比781円06銭安の3万8992円08銭で、3週ぶりの安値を付けた。中東情勢の緊迫化を受け、投資家がリスク回避の姿勢を強めたため幅広い業種の銘柄が売られた。取引時間中の下げ幅は一時1000円に迫った。

 東証株価指数(TOPIX)は29.38ポイント安の2702.62。出来高は約18億2600万株。

 中堅証券関係者は「短期で売買する投資家が売り込んだが、日本企業の業績はしっかりしており一時的な下落だろう」と見通した。