JR東日本は9日、インターネット銀行事業に参入し、5月9日にサービスの提供を始めると発表した。サービス名は「JRE BANK(ジェイアールイーバンク)」。口座を開設すると振り込みや預金、住宅ローンなどのサービスに加え、利用状況に応じて鉄道の割引やポイント付与の特典が受けられる。

 楽天銀行が銀行機能のインフラを提供し、JR東の子会社が銀行代理業者としてサービスを担う。東京都内で記者会見したJR東の喜勢陽一社長は「(顧客の)資産状況などこれまで把握できなかった情報をマーケティングや新たなサービスに生かしたい」と述べた。