16日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=154円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比38銭円安ドル高の1ドル=154円28〜31銭。ユーロは21銭円高ユーロ安の1ユーロ=163円81〜86銭。

 米商務省が15日発表した小売売上高が市場予想を上回る高い伸びで、米経済の底堅さを示した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ時期が先送りされるとの見方が強まり、ドル買い円売りが先行した。

 市場では「中東情勢悪化への警戒感もあり、円売り材料が多い」(証券関係者)との声があった。