4月の国内新車販売台数は前年同月比11.2%減の31万346台となり、4カ月連続で減少した。半導体不足が緩和されつつあるものの、トヨタ自動車グループのダイハツ工業や豊田自動織機で発覚した認証不正問題の影響が尾を引いた。

 軽自動車は20.7%減の10万2810台と苦戦が続いた。不正に伴う出荷停止の影響が残るダイハツが66.5%減。ダイハツからOEMで一部車種の供給を受けるトヨタ、SUBARUも大幅に減らした。

 軽以外の自動車は5.7%減の20万7536台だった。トヨタは13.0%減の9万9824台、一方でホンダは93.0%増の3万31台と好調で一部新型車の人気がけん引したとみられる。