【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は15日、春季経済見通しを公表し、ユーロ圏20カ国の2024年の実質域内総生産(GDP)が前年比0.8%増になるとの予測を示した。2月時点の見通しを維持した。24年のインフレ率は2.5%と、2月から0.2ポイント下方修正し、物価上昇の勢いがさらに鈍ると予想した。

 欧州の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)は、足元の経済情勢や今後の見通しを踏まえ、次回6月の理事会で利下げに転換するかどうかを判断する。

 25年のGDPは1.4%増と、2月から0.1ポイント下方修正した。