阪神大震災の追悼行事が毎年1月17日に開かれる神戸市中央区の公園「東遊園地」内にある図書館「こども本の森 神戸」で13日、名誉館長を務める俳優竹下景子さんが小中学生ら約70人に、震災について書かれた詩をバイオリンの音色に合わせて朗読した。

 竹下さんは被災者らがつづった詩を、時折ハンカチで涙を拭いながら読んだ後「人を救うのは人の力と教えてもらった。悲しみはなくなるものではないが、互いに支え合い未来に希望を感じてもらえたらうれしい」と語った。能登半島地震について「(被災者が)一日も早く平穏な生活に戻るよう祈っている」と述べた。