囲碁の第27期女流棋聖戦3番勝負の第1局は18日、神奈川県平塚市で打たれ、最年少タイトル保持者の仲邑菫女流棋聖(14)が238手で挑戦者の上野梨紗二段(17)に白番中押し勝ちし、先勝した。10代同士のタイトル戦挑戦手合は初で、合計年齢の31も過去最少。

 3月に韓国移籍を控える仲邑女流棋聖にとっては、国内最後のタイトル戦。防衛した場合は移籍に伴い、タイトルを返上する。

 仲邑女流棋聖は前期、上野二段の姉、上野愛咲美女流名人との3番勝負を制し、史上最年少の13歳11カ月でタイトルを獲得した。上野二段は仲邑女流棋聖と共に2019年にプロ入りした同期で、初のタイトル獲得を目指す。