囲碁の第42期女流本因坊戦(共同通信社主催、JA共済連、共栄火災協賛)5番勝負を制し、4連覇を果たした藤沢里菜女流本因坊(25)の就位式が19日、東京都内のホテルで行われた。藤沢女流本因坊は謝辞で「何とか防衛できたが(挑戦者の上野梨紗二段は)改めて大変な相手だと実感しました」と振り返り、「防衛を続け、世界戦で優勝できるよう今後も精いっぱい精進していきたい」と述べた。

 契約新聞社を代表し、岩手日報社の川村公司社長があいさつ。「能登半島地震の被災地では今、時計の針が止まった状態ではないか。だが、日常を取り戻す時が必ず来る。その時、囲碁界の皆さんの活躍が力になると思う」と述べた。