第51回将棋大賞表彰式が18日、東京都渋谷区の将棋会館で開かれ、2023年度の最優秀棋士に選ばれた藤井聡太八冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座、棋王・王将・棋聖=らが出席した。受賞者を代表し、藤井八冠は「昨年度は実力以上の結果を出せた。最近は戦術の進歩が速く、それにどう対応していくかが今後のテーマだ」と述べた。

 藤井八冠は昨年10月、王座戦5番勝負で永瀬拓矢九段(31)を3勝1敗で破り、八大タイトルを全制覇したことが評価され、4年連続4度目の最優秀棋士に輝いた。記録部門の勝率1位賞(8割5分2厘)も贈られた。